「新築の光回線、どこにすればいいんだろう」
比較サイトを開いても、キャンペーンの数字が並ぶだけで決められない。
当てはまるものはありませんか。
- どの回線が自分の土地で使えるのか分からない
- 料金表を見比べても、結局どれがいいのか決まらない
- いつ申し込めばいいのか、誰も教えてくれない
結論から言います。料金を比べるより先に、エリア判定をしてください。選べる回線は住む場所で決まるからです。無料で、数分で終わります。
私は新築で電気配線から関わった施主で、電気工事士の資格を持っています。光回線用の空配管は、工務店に頼んで通してもらいました。回線業者ではなく、配線する側から見た「先に決めておくこと」をお伝えします。
本記事を読めば、引っ越した日からネットが使える状態にできます。間に合わなかった人は、実際に2〜3ヶ月ネットなしで暮らしています。
※ 本記事にはプロモーションが含まれます。
結論:新築の光回線は「エリア判定」から始める
新築で光回線を選ぶとき、多くの人はいきなり料金の比較表を見にいきます。でも順番が逆です。
先にやるのはエリア判定です。住所を入れて、住む土地でどの回線が使えるかを調べる。無料で、数分で終わります。
理由は単純で、選べる回線は住む場所で決まってしまうからです。速いと評判の回線が、住む土地では引けないことがあります。料金を比べても、そもそも申し込めなければ意味がありません。
エリア判定を先にやると、候補が2〜3社に絞れます。絞った候補の料金を比べれば十分です。
回線を決める前に、空配管だけ先に入れる
もうひとつ、順番の話があります。
回線が決まっていなくても、空配管は先に入れられます。どの回線を選んでも、壁を通す管は同じだからです。
わが家は光回線用の空配管を工務店に頼みました。そのとき、管を入れるタイミングは壁が閉じる前しかないと分かりました。
回線選びに悩んでいるうちに壁が閉じてしまうと、あとから外壁に穴を開けることになります。管の話は新築の光回線の引き込みの記事にまとめました。
管を通すときは、光コンセントを出す位置も一緒に決めておきます。あとから動かすには工事が要ります。
→ 光コンセントが新築に無いのは普通|壁が閉じる前にやること
光回線には2種類ある。工事の中身が変わる
違いが分かっていないと、引き込み口の位置を決めるときに迷います。
独自回線(NURO光・auひかりなど)
自社の設備を使う回線です。速度が出やすい一方で、提供エリアが限られます。
auひかりの公式サイトを見ると、10ギガ・5ギガの対応エリアは東京都・神奈川県・埼玉県・千葉県の一部と書かれています。1ギガは全国ですが、上位プランは首都圏中心です。
コラボ光(ドコモ光・ソフトバンク光など)
NTTのフレッツ光の設備を借りて提供する回線です。エリアが広く、フレッツが来ている場所ならたいてい引けます。各社の違いは、料金やスマホとのセット割が中心になります。
ドコモ光の公式サイトにも、10ギガの提供エリアは一部に限られると書かれています。同じ会社でも、プランによってエリアが変わります。「この回線が使える」ではなく「このプランが使える」で確認してください。
どちらを選ぶかは、速度より「引けるかどうか」で決まる
独自回線のほうが速い、という話はよく見ます。ただ新築の施主にとって、最初の関門は速度ではありません。
その土地に設備が来ているかどうかです。来ていなければ、どれだけ評判が良くても申し込めません。だからエリア判定が先になります。
新築で一番失敗しやすいのは、申し込みのタイミング
これが本題です。
光回線は申し込んでからすぐ使えるようになりません。工事の予約が要るからです。
実際に間に合わなかった人の声を探すと、こういう投稿が見つかります。
ネット回線工事が間に合わず新築に引っ越し後、約2,3ヶ月間ネットが使えません。(Yahoo!知恵袋・2023年の投稿より)
別の人は、引き渡しの2ヶ月前に申し込んでも間に合わなかったとnoteに書いていました。仕事に支障が出ると伝えていたのに、直前の連絡で発覚したそうです。他社に申し込んでも、もう間に合わなかったと。
早めに申し込んでも、間に合わないことがあります。
では、もう間に合わないと分かったときはどうするか。開通までの通信機器を貸してくれる窓口があります。
→ 新築の光回線が間に合わないとき|開通まで困らない窓口2つ
お住まいの地域で使える回線(早見表)
先に結論を表にしました。自分の地域の行だけ見てください。
| 地域 | 全国どこでも候補になる回線 | その地域にだけある回線 |
|---|---|---|
| 北海道・東北 | コラボ光/auひかり/NURO光(北海道。宮城・福島・山形は10ギガのみ) | — |
| 関東 | コラボ光/auひかり/NURO光 | — |
| 甲信越(長野を除く) | コラボ光/auひかり | — |
| 長野 | コラボ光/auひかり | コミュファ光 |
| 北陸(富山・石川・福井) | コラボ光/auひかり | 福井の一部はeo光 |
| 東海(愛知・岐阜・三重・静岡) | コラボ光/auひかり/NURO光 | コミュファ光 |
| 関西(大阪・京都・兵庫・奈良・滋賀・和歌山) | コラボ光/auひかり/NURO光(和歌山を除く) | eo光 |
| 中国(鳥取・島根・岡山・広島・山口) | コラボ光/auひかり/NURO光(広島・岡山) | メガ・エッグ |
| 四国(徳島・香川・愛媛・高知) | コラボ光/auひかり | ピカラ光 |
| 九州(福岡・佐賀・長崎・熊本・大分・宮崎・鹿児島) | コラボ光/auひかり/NURO光(福岡・佐賀。熊本は10ギガのみ) | BBIQ |
| 沖縄 | コラボ光 | auひかり ちゅら |
表の見方を補足します。
- コラボ光はドコモ光やソフトバンク光などのことです。NTTのフレッツ光の設備を使うので、まとめて1回のエリア検索で判定できます
- auひかりは公式サイトでホーム1ギガの対応エリアが「全国」と書かれています。ただし10ギガと5ギガは東京・神奈川・埼玉・千葉の一部です。なおNURO光は全国ではなく、公式サイトに書かれた都道府県だけです
- その地域にだけある回線は、地元の電力会社のグループ会社が引いている回線です
電力会社系の回線は、提供している府県が公式サイトに書かれています。
- コミュファ光(中部電力グループ):愛知・岐阜・三重・静岡・長野
- eo光(関西電力グループ):大阪・京都・兵庫・奈良・滋賀・和歌山・福井
- メガ・エッグ(中国電力グループ):鳥取・島根・岡山・広島・山口
- ピカラ光(四国電力グループ):徳島・香川・愛媛・高知
- BBIQ(九州電力グループ):九州7県の一部
表を見て終わりにしないでください。都道府県が合っていても、住所によって引ける家と引けない家があります。同じ市内でも分かれます。
だから次に、住所を入れて確定させます。
エリア判定のやり方(住所を入れるだけ・無料)
エリア判定が一番大事なところです。順番に開いて、住所か郵便番号を入れるだけです。会員登録も契約も要りません。
まずフレッツ光(NTT)から調べる
ドコモ光・ソフトバンク光・楽天ひかりなどは、すべてNTTのフレッツ光の設備を使っています。だからフレッツ光が通れば、全部が候補に入ります。
お住まいの地域で入口が分かれます。
- 東日本(北海道・東北・関東・甲信越):NTT東日本の提供エリア検索
- 西日本(東海・北陸・近畿・中国・四国・九州・沖縄):NTT西日本の提供エリア検索
検索で「提供可能」と出れば、コラボ光が候補になります。あとは料金とスマホのセット割で選ぶだけです。
次にauひかりを調べる
auひかりのエリア判定(郵便番号を入れるだけ)で確認できます。
通れば候補に入ります。ただし10ギガ・5ギガは東京・神奈川・埼玉・千葉の一部だけです。それ以外の地域は1ギガになります。
NURO光を調べる
NURO光の公式サイトに「提供エリア確認」の入口があります。
NURO光はエリアがはっきり分かれます。使えるなら候補、使えないなら潔く外す。それだけです。
調べた結果で、やることが決まります
| 判定の結果 | 次にやること |
|---|---|
| フレッツだけ通った | コラボ光から選ぶ。使っているスマホのセット割で決めると簡単 |
| auひかりも通った | auスマホを使っているなら有力。首都圏なら10ギガも選べる |
| NURO光も通った | 速度重視ならここも比べる |
| どれも通らなかった | ケーブルテレビ回線や、工事不要のホームルーターを検討する |
判定が終わったら、次の順番で進めます
- 空配管を工務店に頼む(回線が決まっていなくてよい。壁が閉じる前だけ)
- 引き渡しの1〜2ヶ月前に申し込む
- 工事日を引き渡し後の日程で押さえる
上の順番なら、引っ越した日からネットが使えます。
フレッツが通った人向けに、開通までの機器を貸してくれる窓口を2つに絞りました。まだ回線を決めていない人はフレッツ光の窓口、ドコモのスマホの人は@nifty with ドコモ光です。
→ 新築の光回線が間に合わないとき|開通まで困らない窓口2つ
私はまだ契約していません
正直に書いておきます。私はまだ光回線を契約していません。建築中だからです。
だから本記事では、使ってみた感想は書けません。書けるのは、配線側から見て何を先に決めておくべきかだけです。
実際に契約したら、工事当日の様子をあらためて書きます。空配管が役に立ったかどうかも、あわせて報告します。
新築の光回線でよくある質問
回線を決めてからでないと空配管は頼めませんか
頼めます。どの回線でも同じ管を使います。管は空のままで問題ありません。
エリア判定に費用はかかりますか
かかりません。住所か郵便番号を入れるだけで、契約も会員登録も不要です。本記事のエリア判定のやり方に、調べる場所をまとめました。
建売や分譲地なら、もう管が入っていることはありませんか
入っている場合があります。まず工務店か施工会社に「光回線用の空配管は入っていますか」と聞いてください。
入っていれば、工事当日は中を通すだけで終わります。入っていなければ、壁が閉じる前に頼む必要があります。聞くだけなら、すぐにできます。
工事は何日くらいかかりますか
申し込みから開通まで、1〜2ヶ月みておくと安全です。フレッツ光は、NTT東日本の公式で「最短約1か月で開通」です。NURO光は、公式サイトで戸建ての目安を「1〜2か月程度」としています(2026年9月28日確認)。日程は各社の状況で変わるので、申し込むときに確認してください。
料金はどこで比べればいいですか
本記事では料金表を載せていません。キャンペーンが頻繁に変わるからです。
NURO光は2026年8月末で当時のプランの新規受付を終了しました。翌月から新プランに切り替えると、公式サイトで告知していました。本記事に古い数字を書いても、読んだ時点では違う金額になります。
そのかわり、比べる順番だけ決めておけば迷いません。
- エリア判定で候補を2〜3社に絞る
- 使っているスマホのセット割があるか見る(毎月の割引なので効きます)
- 残った候補の月額と工事費を、申し込む直前に公式で確認する(各社の公式の入口)
候補が2〜3社まで減っていれば、見比べる料金表も2〜3社分で済みます。いきなり全部の料金表を見比べるから決まらないだけです。
新築の光回線選びのまとめ
大事なところをもう一度まとめます。
- 順番はエリア判定が先。選べる回線は住む場所で決まります
- 回線が決まっていなくても、空配管は先に入れられます
- 独自回線はエリアが限られ、コラボ光はエリアが広いです
- 開通までは1〜2ヶ月みておきます。引き渡しの前に動いてください
- 料金は変わるので、公式で最新を確認してください(各社の公式の入口)
間に合わなかった人は、実際に2〜3ヶ月ネットなしで暮らしています。壁が閉じる前と、引き渡しの1〜2ヶ月前。2つのタイミングだけ覚えておけば、ネットなしの事態は避けられます。
引き込みの空配管については、次の記事にまとめました。
→ 新築の光回線の引き込みは空配管で決まる|施主が工務店に頼んだ中身
新築の電気配線で壁が閉じる前に決めることは、次の記事に1ページでまとめました。
→ 新築の電気配線で決めること|全部自分で配線した電気工事士が解説
申し込む時期が決まったら、残るのは窓口選びです。開通までの機器を貸してくれる窓口を選べば、工事が混む時期でも引っ越した日からネットが使えます。


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