光コンセントが新築に無いのは普通|壁が閉じる前にやること

光コンセントが新築に無いのは普通。壁が閉じる前にやること3つ 家づくり・配線
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「新築の家を見に行ったら、光コンセントが見当たらない」

ネットで調べると、出てくるのは「探し方」の記事ばかりです。リビングを見て、電話線の近くを見て、テレビの端子まわりを見て。それでも見つかりません。

見つからないのは当然です。新築には、まだ無いからです。

結論から言います。注文住宅で回線をまだ契約していないなら、光コンセントが無いのは正常です。施主が先にやるのは、光コンセントを探すことではありません。壁が閉じる前に、空配管を通しておくことです。

私は新築で電気配線から関わった施主で、電気工事士の資格を持っています。光回線用の空配管は、工務店に頼んで通してもらいました。

正直に書いておきます。私の家にも、いま光コンセントはありません。回線をまだ契約していないからです。通してあるのは空配管だけです。

つまり私は、いま調べている人と同じ状態にいます。そのうえで、建築中に何を決めたかを書きます。

結論:新築に光コンセントが無いのは正常です

光コンセントは、家を建てるときに付くものではありません。回線会社が開通工事に来たときに取り付けるものです。

だから引き渡しの時点では、まだ無くて当たり前です。工務店が付け忘れたわけでもありません。

ただし建売や分譲では、売主が先に回線を手配していることがあります。引き渡しの時点で付いている家もあります。

施主が建築中にやるのは、次の3つです。

  1. 空配管を通す(壁が閉じる前だけ)
  2. 光コンセントを出す位置を決める
  3. ONUとルーターを置く場所と、置き場の電源を決める

3つが済んでいれば、あとは回線会社が来て終わります。

なぜ新築には光コンセントが無いのか

光コンセントは、光ファイバーの終点です。家の中まで光ファイバーが引き込まれて、はじめて取り付けられます。

そして光ファイバーを引き込むのは、契約した回線会社です。工務店の仕事ではありません。

契約していない家には、まだ線が届いていないのです。線が無ければ、終点も作れません。それだけの話です。

中古住宅や分譲マンションで最初から付いているのは、前の住人や分譲業者が契約した跡が残っているからです。

知恵袋を見ると、迷っている場所は同じでした

Yahoo!知恵袋で、新築と光コンセントの質問を読みました。聞かれていることは、大きく3つに集まります。

1階と2階、どちらに付けるかで迷う

2023年の質問に、1階と2階のどちらに付けるか悩んでいる人がいました(Yahoo!知恵袋・2023年の投稿)。理由は、息子さんが1階で有線ゲームをしたいからです。

家族の使い方で答えが変わります。だから正解は1つではありません。

誰に頼むのか分からない

設計の段階で何を決めればいいか分からず、相談している質問もありました。回答者は「どこから引き込むかを、回線業者か建築屋に確認するとよい」と答えています。

私は工務店と相談しながら決めています。

あとから動かしたくなる

2022年には、光コンセントを2メートルほど離れた場所へ移したい、という相談がありました。1階にあるのに2階で使いたい、という相談も出ています(Yahoo!知恵袋・2024年の投稿)。

私は先に位置を決めたので、移設は相談していません。ただし住んでみないと分からない部分はあると思います。

収納にまとめる、という答えは私と同じでした

2022年の質問には、次の回答が付いていました(Yahoo!知恵袋・2022年の投稿)。

1階中央の収納部の上段に、光回線の機器をまとめて置くのが良い(知恵袋の回答より要約)

私がやったことと同じです。情報分電盤は買わず、収納棚に機器を集めました。迷った人が行き着く場所は、だいたい同じになります。

建築中なら、位置を自分で決められます

位置を選べるのは新築だけの特権です。すでに建っている家では、光コンセントの位置は選べません。壁の中に管が無いので、線の通せる場所に付けるしかないからです。

建築中なら違います。管をどこにでも通せるので、好きな場所に出せます。

光コンセントの位置は、Wi-Fiルーターの位置になる

光コンセントにはONUをつなぎます。ONUにはルーターをつなぎます。つまり光コンセントの位置が、Wi-Fiの発信地になります。

玄関の隅や納戸の奥は避けてください。家の端から電波を飛ばすことになるからです。反対側の部屋は弱くなります。

家の中心に近いほど、電波は届きやすい

Wi-Fiの電波は、丸く広がります。だから家の中心に近いほど、全部の部屋に届きやすくなります。

2階建てなら、1階の天井近くも候補です。上下の両方に広がるからです。

ただし中心に置けない家もあります。その場合はいちばん長く使う部屋に寄せるほうが現実的です。

ONUとルーターの置き場所と、電源も一緒に決める

光コンセントだけ決めても足りません。光コンセントのそばには、ONUとルーターという箱が2つ並びます。どちらもコンセントが要ります。

私は情報分電盤を買いませんでした。代わりに収納棚を機器の集約場所にして、防犯カメラの録画機とアンプも収納棚に集めました。

必要なのは箱ではなく、線が集まる場所です。集まる場所に電源とLANの口があれば足ります。

壁が閉じる前にしかできないこと

空配管を通す作業には期限があります。壁が閉じる前だけです。

石膏ボードが張られたあとでは、もう通せません。回線会社を決めるより先に、空配管を済ませておく必要があります。

空配管を先に通せば、外壁に穴を開けずに済む

管が無い家でも、光回線は引けます。NTT東日本は、壁の配管かエアコンのダクトを通すのが一般的だと説明しています。

ただし通せる経路が無ければ、壁に穴を開けることになります。光コンセントを出せる場所も、通せる経路しだいです。

管が通っていれば、中に線を通すだけで終わります。外から配線が見えることもありません。

空配管の詳しい話は、別の記事にまとめました。

→ 新築の光回線の引き込みは空配管で決まる|施主が工務店に頼んだ中身

私は電気の引き込みの近くに出しました

外壁を貫通させる場所は、まとめたほうが穴が散らばりません。だから私は電気の引き込みの近くに光回線の引き込み口を作りました。

ただし離隔だけは取れるように気をつけました。電力線と通信線を近づけすぎない、という決まりがあるからです。

位置は工務店と相談しながら決めました。施主が「ここに出したい」と言えば、たいてい対応してもらえます。言わなければ、工事する側の都合で決まります。

工務店に頼むこと、回線会社に頼むこと

頼み先が混ざると話が進みません。頼む相手が違います。

工務店に頼むこと

  • 空配管を通す(外壁の引き込み口から、機器を置く場所まで)
  • 外壁の引き込み口の位置
  • 機器を置く場所とコンセント
  • 必要ならLAN配線

回線会社に頼むこと

  • 光ファイバーの引き込み
  • 光コンセントの取り付け
  • ONUの設置と開通の確認

工務店は光コンセントを付けられません。回線会社の設備だからです。逆に回線会社は、壁の中に管を通してくれません。

工事の費用と、無料になる場合

光コンセントの取り付けは、開通工事に含まれます。単体で費用がかかるものではありません。

開通工事の費用は回線会社によって違います。窓口によっては、実質無料と案内しているところもあります。

たとえば @nifty with ドコモ光では、新規申し込みの工事料が実質無料と案内されています。

ただし「実質」の中身は、注記に書かれています。

工事料28,600円の場合、1,191pt×24か月の進呈(初回のみ1,207pt)となります。「ドコモ光」ご利用開始月の7か月後の月から24か月間分割で進呈となります。新規契約の契約事務手数料(税込4,950円)は別途必要です。

「実質無料」は、支払いがすぐゼロになるという意味ではありません。上の例では、ポイントが7か月後から24か月に分けて戻ってきます。

金額と条件は変わります。工事料が実質無料になる最新の条件を見る(@nifty with ドコモ光)

間に合わないと分かったときの逃げ道

空配管を通しても、開通工事が引き渡しに間に合わないことはあります。フレッツ光も公式では「最短約1か月で開通」としています。

間に合わないときは、開通までの通信機器を貸してくれる窓口を選べば、引っ越した日からネットが使えます。

→ 新築の光回線が間に合わないとき|開通まで困らない窓口2つ

申し込むタイミングは、別の記事にまとめました。

→ 新築の光回線はいつ申し込む?間に合わせる2つのタイミング

光コンセントが新築に無いときのよくある質問

後から付けられます。ただし作業が増えます

付けられます。壁の配管かエアコンのダクトを使う方法が一般的です。

ただし通せる経路が無ければ、壁に穴を開けます。管を先に通しておくほうが、出す場所を選べます。

位置はあとから変えられません

光コンセントの移動には工事が要ります。しかも管が無い場所には動かせません。建築中に決めるのが、いちばん自由がききます。

回線会社が決まっていなくても、空配管は頼めます

空配管は工務店の工事です。回線会社とは関係ありません。決まっていなくても先に頼めます。

光コンセントとLANコンセントは別のものです

光コンセントは光ファイバーの差込口です。LANコンセントはLANケーブルの差込口です。見た目は似ていますが、通るものが違います。

電話線の口があっても、光コンセントの代わりにはなりません

モジュラージャックは電話用です。光ファイバーは通りません。

光コンセントが新築に無いときのまとめ

新築に光コンセントが無いのは正常です。回線会社が開通工事で取り付けます。

施主が建築中にやるのは3つです。

  1. 空配管を通す(壁が閉じる前だけ。期限があります)
  2. 光コンセントを出す位置を決める(家の中心に近いほど電波は届きます)
  3. ONUとルーターの置き場所と電源を決める

私の家も、いま光コンセントはありません。通してあるのは空配管だけです。それで困っていません。回線が決まれば、あとは向こうが付けに来ます。

探すより先に、管を通してください。探すのは、引き渡しのあとで間に合います。

新築の電気配線で壁が閉じる前に決めることは、次の記事に1ページでまとめました。

→ 新築の電気配線で決めること|全部自分で配線した電気工事士が解説

回線をまだ決めていないなら、窓口は2つに絞れます。どちらも開通までの機器を貸してくれるので、光コンセントが付く前からネットが使えます。

→ 新築の光回線が間に合わないとき|開通まで困らない窓口2つ

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